樵 [大阪市中央区上本町 谷町六丁目 鍼灸心理 藤治療院 整体院]
今日で9月も終わり。
今月もあっという間でした。
ある新聞に、「木を見て森を見ず」という諺が書かれていました。
この諺はどちらかというと、失敗した時などネガティブな状況で使われることが多いでしょうか。
視野の狭さがあだになったというような感じですね。
しかし、この記事はそれを伝えたかったわけではありませんでした。
全体を把握することは大切なことです。
俯瞰することで物事がスムーズに進むこともあるでしょう。
しかし、それでは難しい局面もある。
「森を見ず木を見る」
多くの人は、常に周囲の人間との摩擦の中で生きています。
その中で、様々なピンチを感じることもあるでしょう。
隣の芝生は・・・とも思いがちです。
そんな時、いかに主体的に行動できるか。
これがなかなか難しいけど重要なポイントです。
周囲はどうしても見えてしまうから気になるけど、目の前にある自分の課題にいかに一所懸命でいられるか。
それを乗り越えた時に、また新しい可能性を認識する自分が生まれる。
世の中1番だらけってわけにはいきません。
でも、その競争もあなたの一面でしかないのでは?
人生の幸せは人それぞれ。
目に見える優越感だけではないはず。
ただ一心に、木を切る樵(きこり)にしかできないことがきっとあります。
白露 [大阪市中央区上本町 谷町六丁目 鍼灸心理 藤治療院 整体院]
9月に入って早くも一週間が過ぎました。
連続でやってくる台風の影響もあって、日によって気温や気圧差がありますね。
こういう時期は環境変化によるストレスが大きく、自律神経が乱れやすくなるので空調の調節やからだを冷やさないよう工夫しましょう。
自律神経調整って聞いたことがある方もいらっしゃると思います。
自律神経が乱れることによって、いたるところに症状が発生します。
その症状を治めるために行う治療方法です。
ストレスには種類がいくつかあります。
●物理的ストレス
●肉体的ストレス
●精神的ストレス
●気候環境ストレス
●化学的ストレス
など
慢性的な肩こりひとつとっても、いくつかの要因が混ざり合って症状を悪化させます。
例えば、
「冷えたらよけいに肩こりがつらくなる。」
まず、冷えに晒された場所は血流が低下してしまいます。
筋肉も冷えの影響を受けやすいので、酸素や栄養を運んでくれる血液が減少し老廃物なども運び出しにくくなるわけです。
さらにこのケースでは、もともと慢性的な肩こりがあるので痛みという症状そのものがストレスとして脳へ伝達されます。
すると、知らないうちに交感神経が高まりやすい状態になっている。
痛みはからだを戦闘モードにするホルモンを分泌するので、こころもからだも緊張状態が続きます。
なかなかリラックスさせてもらえないのはとてもつらいですよね。
特にこれからの季節に冷えを訴える女性に多いケースです。
症状を取り除くには上記のように複数のストレスに対してアプローチしなければなかなか治療効果は上がりません。
痛みなど症状のある場所だけへの治療ではなく、体質や生活環境なども含めた治療。
それが当院のお客様の根本を大切にするというコンセプトでもあります。
ひとに個性があるように、こころやからだの訴えにも色んな個性。
毎年寒くなるとなにかしらしんどくなる、そんな症状をお持ちの方も多いと思います。
早め早めの寒さ対策。
「冷え&ストレスは万病の元」
自分に合った調整方法を見つけて、こころとからだを整える。
そのお手伝いができれば幸いです。
陽炎の先に [大阪市中央区上本町 谷町六丁目 鍼灸心理 藤治療院 整体院]
8月もあと一週間をきりましたね。
まだまだ猛暑が続きますが、暦上はすでに秋。
少し物悲しさをもつ、私が一番好きな季節。
東洋医学では五行論という考え方のなかで、季節を5つに分けています。
春・夏・長夏・秋・冬。
もともと中国の風土に基づいたものなので、日本では少し異なる部分もあると思います。
この5つの季節は、こころやからだにそれぞれ特有の影響を及ぼすとされています。
脈診に現れたりもしますね。
もちろん、傾向はあれど例外もありますが。
こうした季節に合わせて食事や体調管理の方法などを変化させるのもなかなかおもしろいものです。
ただ健康管理をするっていうのも味気ない。
長続きしにくいと思います。
そういう意味では、東洋医学ってあらゆるものにつながりがあってとても有意義です。
色んなものが発展して便利な世の中。
それでも、医療は万能ではありません。
こころやからだを癒してくれる。
いちばんの理解者。
それはいつの時代も自分自身。
秋。
少しもの悲しくも、空気澄んだ季節。
ライフスタイルを見つめるよい機会。
夏の陽気が少しずつ遠ざかります。
追い風 [大阪市中央区上本町 谷町六丁目 鍼灸心理 藤治療院 整体院]
お盆はずっと営業していたので、ばたばたばたばた。
ひさしぶりのブログになってしまいました。
今日はランチに電車に乗ってフレンチへ。
赤い外観の素敵なお店。
当院をご利用いただいているお客様のお店。
以前から行ってみたかったところだったので、知ったときは驚きました。
これも何かのご縁なのでしょうね。
落ち着いていて過ごしやすい空間。
料理もおいしくて量も適度。
とても良い時間を過ごすことができました。
飲食店であれば、提供する料理やお店の雰囲気に人となりが出ます。
きっと医療も一緒。
お盆に初めていらっしゃった女性のお客様からこんな言葉をいただきました。
「先生の優しさがとても伝わってきました。」
こじんまりしててもいい。
お客様に心地よい空間を作りたい。
おひとりおひとり、しっかり向き合っていきたい。
そんな思いで始めた治療院。
素直にとてもうれしかった。
おいしいフレンチを食べた帰り道。
都会にカピバラ発見。
思いもよらないところからつながる流れ。
これからもよい出会いがありますように。
迎え火 [大阪市中央区上本町 谷町六丁目 鍼灸心理 藤治療院 整体院]
世間は、(旧)お盆の時期ですね。
私も簡単ですが、お墓参りに行ってきました。
仏様やご先祖様に感謝を。
昨日、一人の女性が来院されました。
「朝から首がこって目まいがする。」
話を聞いていくうちに、少しずつみえてきました。
原因は「お盆」。
いくつか質問をするとやっぱりそう。
この時期のお母さんはほんとに大変です。
色んな準備に親戚付き合いetc.
1つのミスもないように。
そんなストレスがからだのバランスを崩します。
東洋医学では、気・血・津液(からだに必要な水のようなもの)、この3つの状態が乱れることで様々な症状を起こしているととらえます。
このお客様もわかってらっしゃいました。
「しんどい。でも、やり遂げないと!ってなってしまうんです。」
お盆は大切な行事です。
でも、関わり方がこころとからだに良くない影響を及ぼすのは考えものだと思います。
一年にこの時期しか会えない人もいるでしょう。
楽しみです。
だからこそ、みんなにとってあたたかい空間のほうがいいですよね。
受け継いできたもの。
仏様もご先祖様も笑顔。
そして、がんばるお母さんにもたくさんの笑顔を。
50/50 [大阪市中央区上本町 谷町六丁目 鍼灸心理 藤治療院 整体院]
映画を見に行ってきました。
日本を舞台にしたドキュメンタリー映画。
「かみさまとのやくそく」
海外でも好評だったそうです。
赤ちゃんと大人とのつながりを考えさせられる内容でした。
テーマは、胎内記憶。
生まれる前の記憶のことですね。
作中に出演している胎内記憶を持つこどもたちは、以下のように語ります。
「赤ちゃんは目的を持っていて、神様のような存在と一緒に自らの母親を選択しおなかに宿る。」
「おなかの中から外界が見えてた。話し声も聞こえてる。」
つまり、産まれて話せる年齢になると、胎児期の知りうるはずのなかった外界の情報をお母さんに話したりするわけです。
赤ちゃんはすでに認識や感情を持っている。
ただ対外的な表現方法が欠けているだけ。
大人がそれを知る術がないだけ。
そしてこどもたちは、過去生(以前違う場所や名前で生きていたときの自分の人生)についても触れていました。[中略]
ドキュメンタリーです。
色んな分野から賛否両論が出る内容だとは思います。
立証するにも長い年月が必要でしょう。
でも、私にはしっくりきました。
「赤ちゃんとの付き合い方がわからない。」
報道の在り様もあるとは思いますが、最近は悲しい出来事が目立ちます。
この作品がひとつの課題を与えてくれるように思いました。
「赤ちゃんは、自分で選んだお母さんを幸せにするためにこの世にやってくる。」
ひとりでは生きれない存在だけど、それは大人もそう。
お互い人だもの。
完璧じゃなくてもいいと思います。
赤ちゃんもちゃんとわかってる。
「・・・お父さんは?」って?
お母さんの幸せは、お父さんの幸せでもあり・・・ますよね?(笑)
根 [大阪市中央区上本町 谷町六丁目 鍼灸心理 藤治療院 整体院]
リオ五輪が開幕。
なのに以前に比べて最近はスポーツに関心が・・・。
学生時代、スポーツしかしていなかった頃には思いもしなかった心境。
人って変わるもんですね。
(でも運動指導はちゃんとしますので)(笑)
私が医療関係に進もうと思ったきっかけは、スポーツ競技者のトレーナーとして活動していた頃に訪れました。
もちろん、競技者のサポートをすることもやりがいはありました。
でも、なんか晴れない。関心が続かない。
そんなある日、一般の方にマンツーマンで運動や食事の指導をする機会が。
その方は、いくつかの内科的疾患を持っていました。
「自立」。
きっと、ほんとは「復帰」と言いたかったのかもしれない。
でも、今の自分と向き合って出た言葉。
それが彼の切実な願い。
病気になるまでは、多くの人の上に立ちとても活動的だった。
生活は一変し、多くのものを失った。
今や日常生活も一人ではままならない。
そんな現状が彼を苦しめていました。
この方を担当している間に、私の心が晴れない理由がわかりました。
そしてこう思いました。
私の関心のベクトルは、もっと人の日常に向いているんだと。
健康感という言葉があります。
自分は今健康だと感じる要素は人それぞれ違います。
その人にとっての無理のない状態。
それが自然。
しかし、なかなかそういう人は少ないのではないでしょうか。
そりゃ調子のいい時もあれば逆もありますよね。
大切なのはバランスを崩して長いこと経ってしまうこと。
こころもからだも同じ場所にいるとそこに馴染んでしまいます。
こころとからだのメンテナンス。
どうしても後回しになってしまうけど、やっぱり必要。
きっとあっという間に、リオから東京。
mori vs koike。
関心はいずこへ。